多種多様な地盤調査。目的にあったものを選ぶことが重要です。

地盤調査の手法は多種多様にあります。
複合的に色々な方法で調査する事で、より正確な試料を得る事が出来ますが
費用がかかる為、そうも言ってられません。

 

目的は何か・・家を建てる為、もちろんそうですが、最も適した基礎を選択するために、必要なデータを
得る事です。建物の詳細がわかっているのは設計士です。我々地盤調査会社は、建物に関しては
無知です。 一般の方より少し知ってるくらい・・・・
だから最終的な判断は設計者が行います。

 

当社では全ての調査物件に対して、解析の2段階評価を行っています。
調査後に解析を行い、再度地盤保証会社で解析を行いますが、これは設計者より頂いた
資料を基に行います。

 

調査概要
スクリューポイントを25cm貫入するのに必要な荷重及び>半回転数を測定することで土の貫入抵抗を求める

 

調査基準        JIS※ A 1221

 

測定値         静的貫入抵抗(Wsw、Nswの総称)

 

調査結果の主な用途    換算N値
概略の地盤構成     小規模住宅の地耐力

 

測定方法(貫入方法)  人力または機械式

 

使用器具        スクリューポイント ロッド 載荷装置と回転装置

 

長所          試験装置、試験方法が簡単で蓄積データが多い

 

短所          土質分類に熟練を要する

 

 

4地点〜5地点。調査深度最大10m 場合によってはそれ以上まで計測しますが、
要害物に当たったり、良く締まった土層である場合、調査終了となります。土質はほぼ推定です。
少量の試料は取る事も可能です。

 

費用は各社でばらつきがあり、2万円〜3万円+地盤保証料。
但し、調査のための準備、図面とかお客様との連絡、報告書のお届け、設計士との確認費用は別途かかります。
調査する為には色んな準備が必要です。調査会社は施主様と直接のやりとりはほぼありません。
従って、建築会社様の経費もかかるとお考えください。
簡易な調査で費用もそう高くないため、サービスでやりますと言う業者さんもたまに見かけます。
その費用はどこかで回収していますね。笑   ただで出来るほど簡単な調査ではないです。

 

電子認証での調査も可能です。ざっくり言えば電波でデータを送るもの、改ざんは
調査員のモラルの問題で、データに変化が起こる訳ではありません。

 

 

改ざん防止の為? 奇麗ごとを言っても、どんなものでもその気があれば改ざんはできます。
作業員の業務軽減の為には良いでしょう。しかし出来るだけ費用を抑える為に
社員を信頼のうえ調査を行っています。 が、調査データに埋設物や障害物等、異常なデータと
見受けられる場合は、当社の責任において再調査をします。

 

 

 

 

沈下事故の撲滅。 地盤調査の目的はこれです。